トイレットペーパーの経済学

トイレットペーパーが不足しているらしい。
王子製紙の工場が火事になったためだという。
GW頃から不足が生じてトイレットペーパーが値上がりしているというのだ。
正直実感がないが、需要に対して供給が不足をすると値段が上がるというのが市場経済だ。
だが、高すぎると誰も買わない、買えない。
ちょうど折り合うところが市場価格ということで、市場でものの値段が決まるというのはそういうメカニズムによる。
しかし、ものの値段を比較するにも、その商品の情報が消費者には見えないことが多い。
これを情報の非対称性という。
当然、王子製紙は品質をもっともよく分かっているが、消費者にはそれほどの情報がない。
例えば、トイレットペーパーの原価はシングルとダブルでどちらが高いか?
正解はシングルなのだ。
シングルだとダブルよりも長く持つし、原価もシングルの方が高い。紙の節約にもなり、悪いところは一つもない。
ダブルからシングルにするだけで節約の効果を実感することができるだろう。

Yahoo!より、
知らぬ間に…ティッシュが“品薄”!値上げする店も…一体なぜ?
5/20(月) 21:08配信FNN.jpプライムオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00010010-fnnprimev-bus_all
記事より、
・GW前ごろから急に入ってこなくなって、(ティッシュの品薄状態が)続いている。連休中はメーカーさんが休みというのもあるので少なくなったのかなと
・ティッシュ不足の要因の1つとなったのは、2019年4月、大手メーカー王子製紙の工場で起きた火災だ。この影響で工場は2週間ほど生産を停止し出荷量が4割ほど減り、ゴールデンウィーク直前までの供給に影響がでた。そこに、店側が10連休中の在庫の確保に動いたことなどが重なり品薄に追い打ちをかけたのが要因とされている。
・こちらのメーカーでは2019年4月、出荷価格を18%引き上げた。値上げの大きな要因となっていたのが古紙など原料の高騰。更に、電気やガスなど光熱費の値上がりに加え物流費の高騰が製造コストを大きく圧迫していたのだ。
・元々トイレットペーパーはシングルのみでした。ソフト感を求めていくなかで、付加価値の一つとして、肌触りの良いダブルができたんです
・シングルは片側だけが肌触りのいいツルツル。ダブルはそのツルツルの面を合わせ両側ともツルツルなのが特徴だ。お店では、シングルもダブルもほぼ同じ値段で販売されているというがパッケージを見ると使える長さは、シングルが60mなのに対して2枚重ねのダブルは35m。長持ちするのはシングルなのだ。
・更に、製造コストがかかるのも実はシングル。長いうえに紙に厚みがあるというのだ。

したがって、
「知らぬ間に…ティッシュが“品薄”!値上げだが、シングルを買うのがお得!」
とリライトするのが適切だろう。
値上げ値上げと騒ぐだけではなく、具体的な対策を知らせる方がマスコミとして世のためになると思う。
もっともマスコミはスポンサーとなる企業側しか見ていないという真実もあるのだ。
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